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言葉の美しさを引き出せる通訳を目指して・・・     通訳兼EAとしてアメリカ人社長をサポートする日々を送っています☆


by nKristin

いろんなプロ

春ですね。

あちこちで桜のつぼみがどんどんはじけて、ピンク色の明るい季節のスタート。今日の東京のようにいいお天気だとなんだかわくわく。あ~、大好きな季節がやってくるなーって。
春風に誘われて、今日は同僚と日比谷公園でお花見しながらランチした。寒い季節に篭って閉じていた全身の風穴を開いてフレッシュな空気を心にも身体にもぶわわっと取り込みたい感じ。

新しい職場にやってきて早1ヶ月強。
周りの人も環境も変わり、新しい生活にもだいぶ慣れてきた。

前の職場に比べると、時間の拘束も通訳エネルギーの搾取(・・・苦笑)も格段に減ったので、いろいろと仕事以外のことも楽しめるようになった。
職場が変わったこともあるけれど、単にそれだけじゃなく、プロの通訳者として最初の峠を越え、少し安定期に入ったのかなぁという実感がある。この峠、「ヒヨコの峠」と命名しよう。どんな仕事でも同じかな。卵からヒヨコが孵りプロになる。いろいろと基礎は学んできたが、現場の応用は未経験。だからしょっちゅう見知らぬ場面に遭遇する。転んだり迷ったりしながら、とことこ越えていく出だしの2~3年の峠。

ヒヨコの峠で転んだり傷ついたりしながら生きていく上手な方法を見つけて、精神的にも安定して、皆賢くたくましくなっていくんだろうね。気づいたら大人の羽が生えているのかな。

プロのスポーツ選手のドキュメンタリーとか、とても涙なしには観れない。これ観るとほんと、もう・・、感情の入れ込みようがオバチャン的デス。
我が家のテレビはメジャーリーグ狂のパートナーの独断でシーズン中は毎日野球。シーズンオフでも、野球選手のドキュメンタリーなどをときどき観る。そういうのを観ながら、常に最高のパフォーマンスを求められ続け、そのプレッシャーと期待の中で自分と戦う選手の日々を思うと、それだけで誰のファンにでもなれちゃう。
真剣勝負を続けていくその心に強く感情移入してしまうようだ。

昨日、レッドソックスとアスレチクスの開幕戦を観に東京ドームへ行ってきた。
もちろん「松坂だ☆☆ 岡島だー♪」っていうミーハーな気持ちもあるけど、それ以上に、5万人の声援とテレビを観ているもっともっとたくさんの人やチームの期待とプレッシャーを背に投球する姿に感動した。選手の身体全体に表れていた緊張感や真剣さにトリハダが立った。

松坂のシーズンも岡島のシーズンも始まったばかり。これからこの真剣勝負の日々が続いていく。シーズンが終わりオフが来ても、プロを辞めると決めるまでは、ずっとずっと続いていく。プロであること、それは真剣勝負をずっとずっと続けていくこと。高いパフォーマンスを維持していくのは、自分自身との勝負でしかない。

プロの通訳になって、今はどこを目指してるのかって聞かれても正直私はわかんない。
でもそれでいい。

今この仕事がやりたいだけ。
通訳をして喜ばれることを、うれしいと感じるから。日々のそういう幸せを大事だと思うから。
勝負するのは将来の見えない何かのためじゃない。今、自分が勝負していたいだけ。
by nKristin | 2008-03-26 23:00 | 通訳と翻訳