言葉の美しさを引き出せる通訳を目指して・・・     通訳兼EAとしてアメリカ人社長をサポートする日々を送っています☆


by nKristin

モノやコトバに宿る魂

少し前のこと。気持ちのいい晴天に恵まれたある休日、日本刀の展示を見に大倉集古館へ行ってきた。国宝や重要文化財に指定されている福岡一文字の太刀が数多く揃えられていた。鎌倉時代から残る日本の遺産。

作られた過程や刀に宿る歴史を思いつつ、じぃぃーっと刀やその鞘を見つめていると、心に『何か』が強く響いてくる。「理由が説明できない感動だ、何だろう、これ」

刀たちもすごかったけど、一番印象に残ったのは、常設の普賢菩薩騎象像。その顔がすごく優しくて、見ているだけで安心する。その包まれるような不思議な感覚から思い出したのは、イタリアのサンピエトロで見た彫刻ピエタ。死せるイエスを抱くマリアの表情が、イエスの心も身体も抱くような、自身の悲しみや苦しみも全て内包するような、そして見ている私をも癒し包み込むような表情だった。

「大昔の人の手で創られたものがこうして今も生きている。そうか。きっとそれは魂が宿っているからだ。」



言葉にも「ことだま」と呼ばれる魂が宿る。口から発する言葉は目に見える形では残らないけど、俗に言う「心のこもった言葉」は、伝える側の思いとか願いとかそういった魂を相手の心に運び、多くの場合相手の中に抽象的な感覚としてちゃんと残っていく。
通訳の腕は、まさに話し手の「ことだま」を掴めるかどうかで決まると思う。話し手がどんなに意思を込めていても、伝えたいとがんばっていても、通訳の中でことだまが失われると、それはただの単語置換であり、大事なことが伝わらなくなる。それこそがロスト・イン・トランスレーションであり、深層構造を伴わない無意味な言葉のたれ流しだ。言葉が持つ魂をちゃんと掴んで訳せば、単語を多少落とそうとロスト・イン・トランスレーションは起こらない。

モノも一緒。大量生産されたものは無機質だ。できるだけ誰が思いを込めたもの(手作りには魂がある)を使い、大量消費は避け、仕事では「ことだま」を大事にしていきたい。
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# by nKristin | 2008-07-03 23:21 | 通訳と翻訳

日焼け

日焼けしてます。

屋外でゴルフの練習すると、一発です。

家を出るときに日焼け止めを塗っていくんだけど、どうも面倒くさがりなので、塗り直しとかができない。すっかり忘れて夢中になってるもんだから、知らぬ間にじりじりきてます。

今日シャワーを浴びた後にふと気づいた。何も着てないはずなのに、Tシャツ着てるみたいになっている・・・。

やばいかな!?

40代とかになって、シミだらけになってたら、「ほら~!だからあのとき!」と叱ってください。
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# by nKristin | 2008-06-29 23:41 | 日々の生活

うしし 楽し

ゴルフ、コースデビューしました。

超初心者なので、スコアってもんがどんなもんかわかんないんだけど、今後の成長を記すためにあえて発表。158(プラス空振り3~4回ほど)。いいのか悪いのかさっぱりわからん。専属コーチから「お前はまだだ」と言われてるので、ドライバーは触らず。5、7、9番アイアンとピッチング、パターを使用。
80台のスコアの人達が158回もたたく私なんぞとまわってくれるんだから感謝感謝です。

火曜日の平日に早朝の第一打。

7番アイアンを振り回したらスコーンと100ヤード以上の(私にしては)大ヒット!


豚もおだてりゃ木に登る。
バカは褒められて育つ。

「その調子!しなやかに!」とか「『アタシ、美人プロゴルファー』と思え。イメージが大事だ!」とかふざけた声援に調子に乗って一日中走り回ったら、翌日から2日間は全身筋肉痛で身体ひきずってしまいました。カート無しだったので・・・。

ゴルフはオジサンたちだけに楽しませていたらもったいない。
青空の下のスポーツってサイコー。
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# by nKristin | 2008-06-21 01:08 | ゴルフ♪

20cm

かれこれ何年ぶり?

ロングヘアをやめて、20センチほどばっさり髪を切っちゃいました。

なんの計画もない衝動。

あ~ぁ、すっきり☆☆
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# by nKristin | 2008-06-15 10:38 | 日々の生活

悩んでます。

ゴルフのスイングで。


前みたいに飛ばなくなったー。ふぇぇ

コースデビューを目前にボールが芯に当たらなくなってまったわい。
コーチ陣(会社のゴルフ部でハイスコア持ってる人達)から人によって違うことを言われる。

ある人は「もっと『だっちゅーの』風に手を伸ばせ」って言ったり、
別の人が「手を伸ばしすぎだからもっとラクにやれ」って言ったり、
「足腰踏ん張れ」だの「力を抜け」だの「もっとゆっくり振れ」だの「びゅんと振れ」だの・・

皆が順番に回ってきては好きなことをわいわい言うから、全部聞いてると混乱してきて、こっちはへっぴり腰でカチカチのロボットが手を振り回してるみたいな状態に・・・。んで、ボールが飛ばなくなった。

終いには皆が全員で囲み、「あれ~。スイング完全に崩れちゃったね~。」

「もう!!あれこれ言う前にみんなの意見を一致してから言ってくださいよ!!もぉぉぉ!」と叫ぶも遅し。

来週火曜日は、コースデビューの予定。ほんとにコース出れるのか?!?!ん~~。
今日はヨガに行って身体の変な力を解放させてこようっと。
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# by nKristin | 2008-06-14 14:31 | ゴルフ♪

日々の徒然

お久しぶりです。ゴールデンウィーク以降、なんだかずっと忙しい日々が続いていました。

親友の結婚式があったり、初の甥っ子が産まれたりと楽しいイベントもあったし、実はゴルフも始めました。コースデビューはもう少し先なんだけど、これがまた楽しいのなんのって。一緒にやる仲間に恵まれたので、毎週わくわくしながら練習に通っています。

仕事の方は順調。年度の変わり目で、波紋を呼ぶ大きな社内組織変更などもありました。精神的に負荷のかかる内容もいろいろあったけど、はっきり言って慣れた。社内通訳1年目2年目の頃は、企業のトップによくある政治的な動きや思惑の交錯などに完全に振り回され感情的に疲れることが多かったけど、もう何だかそんなんじゃやってられないと言うか、今はドライにいれる自分がいて6時になったら(と言うか、6時を待てず)完全に頭の中がプライベートに切り替わる。仕事や通訳にコントロールされるのではなく、精神的な主導権を勝ち得た感じ。それでも先週・今週は1日に1時間半の会議が3本とか、5時間の会議が数回あったから、さすがにぐったり。でも来週からボスがアメリカ出張。ボスは本国では通訳がいらないからね。もちろん一緒に行きません。うしし。いない間にたっぷり羽を伸ばすぞ。

それからこの間、本職とは別にちょっと無理してまとまった翻訳の依頼なんかも受けちゃいました。仕事と遊びとで詰まりすぎてたなぁ。

まぁ、とにかく、毎日楽しく笑っていられることが一番。

楽しいことがいっぱいでも、それで忙しすぎると、バランスが崩れることもある。だからそうなる前に、この1ヶ月忙しかった自分をちょっと落ち着かせたい。とは言っても、明日から大阪出張。今日は貴重な土曜日をゆったり過ごしたいと思います。
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# by nKristin | 2008-06-07 12:11 | 日々の生活
通訳翻訳ジャーナル』誌の夏号に載ることになりました。
ずっと長かった前髪を、昨日衝動でパツンパツンに切ったばっかりなのに、よりによって今日取材&写真撮影ですって。目にされた方は笑ってやってください。

変な前髪で留学中のことや今の通訳のお仕事について語ってきます。
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# by nKristin | 2008-04-28 09:57 | 通訳と翻訳

小悪魔の仕業

テキサススパイシーなチキンウィングにハラペーニョのタバスコを15回くらい振りかけて口に放り投げ、ライムをちぎれるほど強く絞ったドスエキスをぐいーっと飲んだ後にボスが突然放った言葉。
「女は男が変わると信じて結婚し、男は女が変わらないことを願って結婚する」
先週彼と喧嘩したことを見抜かれたかと、あわやマルガリータが鼻にまわるところだった。


喧嘩なんて、ちょっとしたくだらない摩擦で起きる。喧嘩すると本性という小悪魔が顔を出して、普段隠している要望や欲求が飛び出したり、普段しない攻撃が出たりする。
でもそんな小悪魔な姿をたまに見せ合うことによって、お互いのちっちゃさを知り、関係は深くなっていくのかもしれない。

私の恋愛ソクラテスの言葉。
「喧嘩ってのはいつだって同じ事の繰り返し。お互いがお互いに幻滅するまでやるもんだと思うよ。」確かに・・・。その先にあるものは、相手をそのままで受容する覚悟かもしれないね。
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# by nKristin | 2008-04-23 23:27 | 日々の生活
今週初め、とある広告メディアの取材の通訳をした。記者やカメラマンの方たちが来社し、数名の社内スタッフと共にボスを囲む。私は記者とボスの会話の通訳。記事として残る内容なので、逐次通訳で取り組んだ。

取材も架橋に入り、皆の気持ちも高まってくる。わりとセンシティブな話題なども挙がり、皆集中して聞いている。相変わらずのボスの猛烈早口を集中してリスニングしていたそのとき!

こともあろうかカメラマンの方がいきなり私に耳打ちする。「社長の後ろのあの紙袋が邪魔なのでどけてもらませんか?そして、ボソボソボソ・・・」とか何とかかんとか。・・・・。 なんでよりによって通訳している私に?!?!あのー、紙袋なら自分で取っていただけませんか?今ボス喋ってるんですけど・・・。
最も集中しているときだし、絶対に邪魔されたくない瞬間だ。だって気が散って内容がトンじゃったら、その瞬間と流れは二度と返ってこないんだからぁ!(←ちょっと大袈裟) とにかく通訳中に話しかけるのは、自殺行為ですよ。「りーぶみーあろーん!!」ってぶっ飛ばされますよ。

さて数日が経ち、今日「原稿チェックお願いします」とドラフトが戻ってきた。見てみると、は?本当に記者さんでしょうか?という稚拙な文章。しかも訳した内容と違う箇所もある。私はそんな解釈してないから、そんな訳だってしてないもん。それにどう見たって日本語がおかしい!「日本でネットワークで60店舗がつながっています。」なんて言わない!なんて低レベルなのーー。プロでしょーーー。

はぁ、文章ひっくり返して作り直したけど、なんだか情けない気持ちになっちゃったよ。
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# by nKristin | 2008-04-18 20:32 | 通訳と翻訳

ニッポンのオジサン

最近「ニッポンのオジサン」がツボだ。

はたと振り返ってみると、あんまり「ニッポンのオジサン」らしいオジサンとふれあったことがない。(別にふれあうって本当に触れ合うわけではなく、かかわりです) これまで勤めた会社を思うと、圧倒的に同年代が多く、雰囲気の若い会社が多かった。非常にオジサン扱いのうまいうちの妹が、親戚のオジサンでも知り合いのオジサンでもちょちょいと笑わせて喜ばせている姿を見ると、ただただ尊敬するのみだ。別にオジサンが嫌いとか全然そういうことではなく、電車以外ではあのスーツの群れにも囲まれたことはないし、とにかくどうお話していいものかわからなかった。

ところが新しい会社には、オジサンがいるいる。いっぱい。それにオフィスの場所もオジサンのメッカ、新橋ですもの。

観察していると、けっこうおもしろい。「Nakiちゃん、これ、会議のし、し、しりょう・・ぶあっっくしょい、ちくしょー」とかやられると「筋金入りのオヤジだぁ」と軽く感動すら覚える。
それから・・・、
1.冷めた30代のOLたちよりよっぽどキャピキャピしている
2.オヤジギャグが純粋に大好き 毎日みんながシーンとするのをピュアに喜んでいる
3.褒められるととっても素直にうれしい顔をする
そんな健気な姿をブースのこちら側からこっそり覗き見していると、だんだんかわいく思えてくるから不思議だ。

ちなみに、そんなニッポンのオジサンたちに囲まれ、日々日本語を学んでいるアメリカ人スタッフとの昨日のやりとり。
「今日はランチどうしたのー?」 (私)
「ベンとベントー (Benと弁当)」 (彼)
「・・・・。」 (私)

ほ~う。なかなか鍛えられとるな。
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# by nKristin | 2008-04-17 09:26 | 日々の生活

浮かびたい

心が浮かない。

(いきなり鬱な出だしで失礼。)仕事も申し分なく、生活も、人間関係も何も悩みはない。たぶん。ただなんとなく、自分の心があるべき位置にストンとおさまってないいない感じはしているものの、自分でうまくコントロールもできず、日々が流れていく感じ。こういう感じを情緒不安定と言うんだろうか。なんで人はこういう無意味な時間を与えられるんだろうか。それとも、ワタクシ何か悪いことしましたでしょうか。


意識が内に向いて、視野がすごーく狭くなっている気がする。うだうだと先週からひきこもりがちなので、今日は敢えてこれから外出しようと思う。最近めっぽう読書もご無沙汰なので、スタバでも行ってお気に入りの本の2度目読みでもしてくるかな。
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# by nKristin | 2008-04-14 18:55 | ココロと癒し

リテンション

通訳を大きく支えるテクニックにリテンションがある。

ビジネスでリテンションというと、顧客を保持することとか、良い人材を保持することを指すことが多いが、通訳でリテンションというと記憶保持力。「ぺらぺらぺらぺら~」とボスが話した言葉を、解釈して吐き出すその瞬間までしっかり頭の中に留めておくというテクニック。私の知っているアメリカ人の方はよくshort-term memoryとも言うが、確かにlong-termではない。口から訳を吐き出した瞬間、その記憶をスポンと開放し、また次の内容を記憶する。

通常の会話では、相手の話す内容を把握する際、私たちは木ではなく森を見ている。たまに使われた言葉が刺激的な場合は「あの人ったらこんな言葉を言ったのよ!」とはっきり記憶に残ることもあるが、大抵の場合は「こんなことが話された」という内容を記憶する。逆に通訳という作業は他人が話した言葉を再表現するために、森だけでなく木も見ている。そうすることによって、話し手が言葉に込めた意図やニュアンスも拾っていく。リテンションというのは、木を見て拾った詳細イメージを頭の中に短時間保持しておく作業だ。

最近の私は、自分のリテンションの限界に挑戦する日々だ。

以前付いていたボスは、昔英語の教科書で見かけたような文法的にきれいな表現や重々しい英語を使う人だった。とっても詩的な文章を書く人で、話し言葉もウィットに溢れていたので、それをいかにうまく日本語で表現するかという意味では常に挑戦だったが、わりと短く切って一呼吸置きながら話してくれるので、同時通訳がしやすかった。同時通訳だとどんどん吐き出していけるので、リテンションという意味では比較的楽だ。彼は12年も専属通訳を使ってきたので、通訳とのリズムの取り方がとても上手だった。
今度のボスは、1ヵ月半前に初めて私を通訳として付けたばかり。そして、典型的なアメリカの猛烈早口タイプ。一気に喋るのが好きな様子で、私が同時で重ねていくと少し喋りにくそう。最近は逐次にしようと区切りを待っていると、けっこうな情報量を一気に話す。これまた早口なので、ノートテーキングが追いつかない。無理してがんばったところで書いた自分すら読めないミミズが残るだけなので、ノートには数字と固有名詞と2~3個のアルファベットと変ちくりんな矢印的記号のみ。あとはとにかくリテンションに頼るしかない。(まぁ、本来そういうもんだが)

そんな中自分のリテンションの限界を思い知らされた。これ以上話されると前の部分が抜けちゃうなぁと感じるリミット。ここを少しずつ伸ばしていかなくちゃ。リテンションだって急には伸びないから、首長族の首のように無理して少しずつ伸ばしていくしかない。
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# by nKristin | 2008-04-11 23:23 | 通訳と翻訳

口を出すか出さぬか

今の会社は日本人バイリンガルの人口が多い。
どの部署もアメリカ本社の人たちがレポート先になっているので、各部署に数人はバイリンガルがいて、必要に応じて英語が話せない人のために通翻訳もこなしている。
私はというと社長室付きで、社長やアメリカからたびたびやって来るVIPまわりの通翻訳、全社規模のトレーニングや会議の通訳を担当している。社長が日本人でなくなったのはここ1年くらいのことで、実は通訳としてこの会社に入社したのは私が初めてだそう。それ以前は、バイリンガルの皆さんが社長の通訳も兼ねていたようだ。

皆さん通訳や翻訳には、相当苦労してきた様子。会社側(アメリカ側)が通訳の使い方をわかっておらず、「(ご本人曰く)まぁまぁ英語が話せるというだけで、3時間も平気で通訳をさせられる」ケースもあったとか。アタタタ・・・。長時間労働、お気持ちお察しします。

皆さんもそれぞれに本来の仕事があるので、「通訳ばっかりやらされて、自分の仕事ができない!(怒)」と思う気持ちもあった様子。通訳は聞いている側の想像以上にエネルギーと集中力を使う。会議中に自分も考えて発言しながら他の参加者の通訳をするのはさぞ大変だっただろう。通訳は、会社が思っていたような「ついでに」できる仕事じゃない。バイリンガルであればアテンド通訳や小規模なミーティングの通訳は可能だと思うが、会議の同時通訳や大勢の聴衆向けのプレゼンテーション通訳などをこなすにはやはり訓練が必要だと思う。

皆さんの通訳を聞かせてもらう機会もあるが、正直なところ訳出がかなり危ういときがある。(・・・なんて生意気な言い方でごめんなさい。でも一応この技術でお給料をいただいて生活している私としては、訳出の危うさはやっぱり気になる。)あれれれ?意味が変わってますよ、とか。うーん、今英語を聞き間違えたんじゃないかな・・・、とか。でもひたすら喋っているアメリカ人のお偉いさんたちにはそれを知る術はない。ちゃんと訳されていると思っているのかな。思ってるよね。
通訳をしている方もわからなくなると、「Nakiちゃん、助けて」とか「今の単語、何て意味だっけ?」などと聞いてくれるので、ついでに明らかな誤訳の際には介入したりもする。きちんと伝わっていないのを見過ごすのは、背中の痒いところをかかずにじっと我慢しているような気分になる。それでも通訳している人が、自分の父親に近いくらいのオジサマだと、「今訂正入れたら、人生の大先輩に部下の前で恥をかかせるんじゃないか」と変な気を遣ったりして、自分が通訳しているわけではないのに無駄に疲れることもある。でもその結果、話がぜんぜん違う方向に進んで噛み合わなくなれば、ほっとく私にも責任はある。

かと言って、私が代わりに全部通訳できるわけじゃない。社長室だけで手一杯だ。
ほかの外資系企業はどうなっているんだろう。通訳とか異言語間コミュニケーションの実情ってどうなんだろう。十分な通訳の数をおいている企業なんてあるんだろうか。うーん、気になる・・・。

まぁそんなわけで、自分も通翻訳をしながら、英語を教えたり通翻訳のコツを教えたりする立場とならざるを得なくなってきた。私の英語だって通訳だって完璧にはまだまだ遠い(完璧なんて永遠にないだろうし)。それでも皆さんにいろいろと質問していただける立場である以上、しっかり勉強していかなくてはと気を引き締める今日この頃。
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# by nKristin | 2008-04-10 23:30 | 通訳と翻訳
ときどき会社で「英文を日本語に翻訳したんですけど、変なところがあれば教えてもらえますか?」とバイリンガルスタッフから声をかけられる。ちょっといじわるな言い方だが、多くの場合、まず「自分で作った日本語を読みましたか?」と聞きたくなる。翻訳する際に英語の表現にひっぱられる気持ちはよくわかるのだけど、それにしても日本語として読んだらどうにもこうにもおかしいだろうという文章に出会うことが多い。助詞の使い方が違う、言いたいことがわからない、などなど。 (汗)

訳をそっくり作り変えたり、あんまりうるさく言ったりするのも気が引けるので、「自然な日本語にするために語順とか表現を変えても大丈夫ですよ。こんな工夫も使えますね。」と言いつつ、あまりに気になる部分を直して返す。そうすると、「Nakiさんに最終チェックしてもらいました~。」とその翻訳文に対する私の最終チェックが公になったりする。うぉぉぉい、そんならもっと手を加えさせてくれ!

私の日本語が完璧だなんて絶対に言わないけど、もうちょっと日本語ちゃんと書こうよぉ~
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# by nKristin | 2008-04-09 20:56 | 通訳と翻訳

サクラ

今年は桜を満喫した。年齢を重ねるごとに、桜が咲き乱れるこの明るい季節の到来により心が動かされるようになるのはなぜだろう。普段は自然の美しさを感じにくい東京だが、この季節ばかりは文字通りこの街のそこら中に花が咲く。特に古くからの東京、皇居のまわりや恩賜公園などの桜は何十年もかけて景色や建物と融合してきた絶妙な調和がある。日本の美って繊細だなぁなんて改めて思いつつ、コートを着ないで散歩できる春の喜びをじんわり体感する。先日タクシーでの移動中、飯田橋~市ヶ谷の外堀沿いに延々と続く桜並木をボスと一緒に眺めながら、”We never realize how many cherry blossoms we have in this town until they begin to bloom.” と話していた。その通りなんだよなー。

ランチのときに見つけた枝垂桜。日比谷公園の淵。
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日比谷公園の霞ヶ関側。ときどき同僚とスタバ持ってサボる広場。
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前の会社の野球チーム開幕戦を観に行った先週土曜日のソメイヨシノの大木。明治外苑。
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散った花びらにも風情。
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ある日のランチ後、竹橋から坂を上り九段下~武道館を散歩。
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景色が少し遠いので、ぼやけて幻想的な写真が撮れました。
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ついつい周りにつられて、あちこちで携帯カメラを空にかざしてみた先週1週間。
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# by nKristin | 2008-04-07 13:06 | 日々の生活

体験レッスン

今の時期は通訳学校、翻訳学校も春休み。
来期に向けて、無料体験レッスンを各学校で開催している。

学期が変わる半年に一度のチャンスなので、いくつかレッスンを覗いてみた。
意識の高い人、勉強している人の集まるクラスに行くととてもいい刺激になる。
社内通訳だと毎日訳す内容が偏ってしまうので、新しい話題に挑戦するのは新鮮だ。

あるクラスで先生が、「人によりますが、通訳や翻訳に仕事として何らかの形で関わり始めて、フリーランスとしてちゃんと稼げるようになるまでだいたい5年から10年かかります。」と言っていた。何らかの形で関わるとは言っても英語レベルに差があるだろうし、いまいち基準がよくわからなかったけど、言いたいことはわかった。

要は、時間がかかると。

通訳は資格がいらないけど、勤めている会社の後ろ盾なく、個人として人にお金を払っていただけるレベルになるには時間がかかりますよと。
多くの人がその道のりで方向転換をしたり、諦めたりするのだそう。

ふ~ん。フリーランスかぁ。いつか独立したい気もするけど、今はチームの一員になれる企業内通訳の方が楽しいな。

でも半年後くらいには、また学校に通いたいなぁと思ってみたりして。
(あ、今度は環境をちゃんと整えてから、自分のお金でね・・)
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# by nKristin | 2008-04-03 22:32 | 通訳と翻訳

ホットヨガの効果

ホットヨガを始めて3ヶ月目。

だいたい週に1~2回のペースで通っている。

このペースじゃ目に見えて体形が変わってくれることはないんだろうけど、身体と対話するのはとっても気持ちいい 058.gif

ヨガをすると、身体が吸収した毒気のあるものやネガティブなものがスーっと抜けていく感じで、身体と心が軽くなるから疲れがたまらないみたい。



効果がテキメンだったのは、生理痛。

ヨガを始める前は、いつもPMS(生理前症候群!?)と初日のお腹に石を置かれたような痛みでブルーになっていたのに、これがナイ!

すごーーい 016.gif



なかなかハマってます。
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# by nKristin | 2008-03-31 21:55 | ココロと癒し

いろんなプロ

春ですね。

あちこちで桜のつぼみがどんどんはじけて、ピンク色の明るい季節のスタート。今日の東京のようにいいお天気だとなんだかわくわく。あ~、大好きな季節がやってくるなーって。
春風に誘われて、今日は同僚と日比谷公園でお花見しながらランチした。寒い季節に篭って閉じていた全身の風穴を開いてフレッシュな空気を心にも身体にもぶわわっと取り込みたい感じ。

新しい職場にやってきて早1ヶ月強。
周りの人も環境も変わり、新しい生活にもだいぶ慣れてきた。

前の職場に比べると、時間の拘束も通訳エネルギーの搾取(・・・苦笑)も格段に減ったので、いろいろと仕事以外のことも楽しめるようになった。
職場が変わったこともあるけれど、単にそれだけじゃなく、プロの通訳者として最初の峠を越え、少し安定期に入ったのかなぁという実感がある。この峠、「ヒヨコの峠」と命名しよう。どんな仕事でも同じかな。卵からヒヨコが孵りプロになる。いろいろと基礎は学んできたが、現場の応用は未経験。だからしょっちゅう見知らぬ場面に遭遇する。転んだり迷ったりしながら、とことこ越えていく出だしの2~3年の峠。

ヒヨコの峠で転んだり傷ついたりしながら生きていく上手な方法を見つけて、精神的にも安定して、皆賢くたくましくなっていくんだろうね。気づいたら大人の羽が生えているのかな。

プロのスポーツ選手のドキュメンタリーとか、とても涙なしには観れない。これ観るとほんと、もう・・、感情の入れ込みようがオバチャン的デス。
我が家のテレビはメジャーリーグ狂のパートナーの独断でシーズン中は毎日野球。シーズンオフでも、野球選手のドキュメンタリーなどをときどき観る。そういうのを観ながら、常に最高のパフォーマンスを求められ続け、そのプレッシャーと期待の中で自分と戦う選手の日々を思うと、それだけで誰のファンにでもなれちゃう。
真剣勝負を続けていくその心に強く感情移入してしまうようだ。

昨日、レッドソックスとアスレチクスの開幕戦を観に東京ドームへ行ってきた。
もちろん「松坂だ☆☆ 岡島だー♪」っていうミーハーな気持ちもあるけど、それ以上に、5万人の声援とテレビを観ているもっともっとたくさんの人やチームの期待とプレッシャーを背に投球する姿に感動した。選手の身体全体に表れていた緊張感や真剣さにトリハダが立った。

松坂のシーズンも岡島のシーズンも始まったばかり。これからこの真剣勝負の日々が続いていく。シーズンが終わりオフが来ても、プロを辞めると決めるまでは、ずっとずっと続いていく。プロであること、それは真剣勝負をずっとずっと続けていくこと。高いパフォーマンスを維持していくのは、自分自身との勝負でしかない。

プロの通訳になって、今はどこを目指してるのかって聞かれても正直私はわかんない。
でもそれでいい。

今この仕事がやりたいだけ。
通訳をして喜ばれることを、うれしいと感じるから。日々のそういう幸せを大事だと思うから。
勝負するのは将来の見えない何かのためじゃない。今、自分が勝負していたいだけ。
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# by nKristin | 2008-03-26 23:00 | 通訳と翻訳
1ヶ月間、通訳の必要がほとんどない上司の秘書生活を経験してみて・・・

よかったこと。通訳しなくていいからラクだった。(てか、することない)
よくなかったこと。通訳がないととにかくつまらない。

なんなんだろうね、この矛盾は。
まぁ総合して思ったことは、「ここに私の居場所はもうない」ってことかねェ


経営陣が外国人から日本人に交代した途端、社内でも対外的にもものすごくコミュニケーションが円滑になった。通翻訳を介さないからというスピード的なことだけじゃなく、今までにはなかった何とも言えないスムーズさがそこには存在する。さまざまな要因があるだろう。言葉の壁がないから必然的に会話が多く密になるとか、限られた人数の通訳に頼る必要がないからコミュニケーションが同時多発的に多方向に発生しうるとか。そして何よりも思うのは、スタッフの皆さんの安心感が違う。きっと「自分の言葉で自分の言いたいことが相手に伝わる。それを瞬時に受け止められる。」というコミュニケーションには欠かせない大事な安心感があるのだろう。会話はキャッチボールがいいと、どんどん進む。通訳という第三者の解釈作業が間に入るとどうしてもそうはいかない。そしてもう一つ大きいのは、単に言語というだけでなく文化が同じであるという安心感。文化が同じだと、文化が違う場合の何倍も楽に意思の疎通ができる。こんな風に、やりとりがよりダイナミックに変わっていく会社の体制を見ながら、任務は終わったなと改めて思う。


転職先の会社に最終面接で訪問した時のこと。今度の上司になるそのアメリカ人の社長さんから質問された。「入社したらわかると思うから言っておくけど、僕と日本人部下の間にはコミュニケーションや考え方、文化の面から見てまだまだ距離があると思います。それについてはどう思いますか?」と。考える間もなく、最初に口からツルンと飛び出た返答は、「慣れてます。」・・・。 もうちょっと気の利いた言葉はなかったものか。。 とにかくその距離を埋めて欲しいという願いが伝わってきたし、そこにきちんと向き合って取り組もうとしている姿勢を感じたから、私としては「僕たちは言葉が違ってもわかり合ってます」なんて軽く言われるよりも好感が持てた。


この仕事をしながら見えることを突き詰めて考えると深みにはまる。文化の違いとか価値観の違いとか、ごちゃごちゃごちゃーって。
でもバイリンガルになるとかマルチカルチュアルであるとかって、意外と単純なイメージなんじゃないかと私は思う。それは、自分からコミュニケーションの手がいっぱい生えていく感じ(絵的にはコワいけど)。相手がこの手できたら自分もこの手で返す。相手があの手を差し出してきたら自分もあの手で握り返す・・・みたいな感じ。まさに文字通りあの手この手でいろんな人と関わっていく。
まぁあの手もこの手も結局「私」という人間から生えてる手だから、見え方は違っても大して変わらないんだけどね。

通訳が必要なくなった会社を見て、逆に通訳の仕事を客観的に見ることができたこの1ヶ月。貴重だったかもしれないなぁ。
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# by nKristin | 2008-02-06 22:30 | 通訳と翻訳
今の会社で一番苦労した会議。それは役員会。私は長~いこと『役員会恐怖症』にかかってた。

入社当初、私にはいきなり役員会を対応できるような通訳技術も背景知識もなかった(よくそんなんで採用してもらったなぁ~)。初めて放り込まれた時、それはもう針のむしろに座る思い。役員会の場が必要としている『即戦力』と私の実力には大きな開きがあったと思う。自信も何もかも滅多打ちにされ、完全に敗北。もちろんそんな場で私一人になることはないから、先輩の通訳さんが横についていてくれた。それこそもう先輩にしがみつくような思い。

まったくこんなこと告白していいのやら。でもこれほんと。かなり無謀なOJTだったと思うわ・・・。

それでも「次こそは」と思って勉強を続けた数ヵ月後。少しずつ話の意味や用語がわかり始めていい調子だった。

でも物事はそんなに簡単にはうまくいかなくて。ある時ズドンと奈落の底に落とされた。

自分の部署の内容を覚えて日に日に成長?を実感?してるような気がした私は、役員会もこの延長線上でできるだろうと高をくくってたのかもしれない。準備が足りなかったのか、実力がまだ伴っていなかったのか。とにかくある月の役員会の結果が我ながらヒドかった。会話の途中で完全にロストしてしまった。うまくできると思った自分に対する自己嫌悪とうまくできなかったことに対する反省やら恥ずかしさでがっくり自分のデスクへ戻る背中に、役員の一人から追い討ちでくらった投げ台詞。「おめえが訳すと、大事なことが伝わらねぇんだよ!」イ、イ、イタすぎる・・・。ゴメンナサイィィ

その日を境に、私は完全に『役員会恐怖症』。自信のなさと評価に対する恐怖で、できるもんすらできなくなった。自分自身の通訳技術が追いついてきた後も「この会議は私には一生できないんじゃないか。」とか「少しでも訳出を落としたら、また怒られる。」とか、気持ちで負ける時期がしばらく続いた。

このヒト、もともと口の悪いオッチャンで、その後もそれはそれはよく暴言を吐かれた。
「通訳のせいで話がこじれんだよ」とか「おまえもういいよ!ほかのヤツ連れてこい!」とか。私だけでなくあっちこっちに悪態つく。落ち着いた訳が欲しいなら少しは温厚に話してくれと思いつつ、その度に凹みまくった。

そんな日々はいつしか過ぎ去り、そういえばいつの間にか何も言われなくなった。「オイ、ちょっと訳してくれ」なんて声かけられるようになったりして。


先週転職のお知らせでメールしてみた。
「お世話になりました。『おまえ、できてねえ』とはっきり言ってくれたそのレアな言葉が通訳者として自分を鍛えるバネになりました。いろいろ教えていただいてありがとうございました。」などなど
そしたら短いメールが返ってきた。

「そういう浪花節的なことを。
君のキャラではないよ。
成長したのは自分の努力だろ。」と。

悪態しかつかなかったオジサンから不器用な優しさが・・・。
私この会社辞めるんだなぁと実感が沸いた瞬間。

さて、最終出勤日まであと4日。
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# by nKristin | 2008-02-03 23:00 | 通訳と翻訳

今度の上司はアメリカ人

転職します☆

今の会社に社内通訳として入社して2年弱。入社した頃は外資系だった会社も国内企業に売却され、それを機に昨年末ボスは引退して日本を離れ私は今月から社長秘書へと異動。会社では英語の必要性が激減して、日に日に私の通翻訳のお仕事は減っていく・・・。
そんなこんなで「転職しよう!」と決めたものの、日々の生活に流されたり、ぼんやりしたりして、しばらく休憩をさせてもらっちゃいました。楽だったなぁ~、コピー取り秘書。定時即退社!エヘヘ

お陰様で料理を楽しんだり、ホットヨガを始めたり、箱根旅行、お友達と朝までコース・・・
と、日々いろいろ楽しんじゃいました♪


そろそろそんな刺激のないビジネスライフも飽きてきたなぁと思っていた頃、ピンと感じる会社に出会った。最終面接でそのボスとなるかもしれない人と話しながら「あ、私、この人の通訳になるような気がする」って不思議とイメージが浮かんできた。

今度はアメリカの会社。アメリカに住んでいた頃に私自身がユーザーだった企業なので、内容にも早く馴染めるかなーと希望的観測。。
新しいボスは若手の元気なアメリカ人社長で、前のボスとは大分違うな~。まぁ「元気」ってとこは共通するけど・・・。また仲良く仕事ができるといいな~。

入社まであと約3週間。わくわく♪



ちなみに、内定が出た日のランチ。バンコクキッチンのタイラーメン。美味。

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チャーハン付きよ。
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ランチにはデザートもついてました♪
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# by nKristin | 2008-01-31 21:30 | 通訳と翻訳
今の会社に入って半年くらい経った頃、ボスに「通訳学校に通っていいよ」と言われた。当時社内の通訳者の人数は5名、皆さん入社して最初の半年から1年は通ったと言う。土曜日の昼下がりを勉強に捧げなければいけないけど、その代わり学費は会社が出してくれるという何とも有難いような辛いような微妙な提案。

微妙な・・・なんて言ったら怒られるかな。学校は自分でお金を出して一生懸命勉強してる人がほとんど。私も大枚はたいてアメリカの通訳学校に留学したから、自分で学費を払う大変さはよくわかる。その時もやはりいたな~。会社の経費で授業に出ている恵まれたクラスメートが。当時はとっても羨ましかった。まさか自分がその恵まれた人の一人になるとは。人生はほんとわからん。


土曜日に学校に通った1年。もちろん学んだこともあったけど、あえて天秤にかけると負担の方が数倍も大きかったと思う。週5日完全燃焼した後、土曜日に疲れた身体に鞭打って予習と単語テストの勉強して学校へ行く・・・なんて日々が続くと、危うく通訳を嫌いになりかける・・・


余裕がなかったのね。今考えると。


「石の上にも三年」という言葉はやっぱりほんとだと思う。

今だったら、学校はこういう風に使えるとか、日々の準備はこうすればよかったのにとか思える。現場慣れもしたから、自分の力を最大限に活用する精神状態作りも覚えた。それでも苦戦を強いられる場合に、どうすべきかもたぶん知っているだろう。スピーカーについていくだけの通訳じゃなく、通訳がきちんと伝わるためにスピーカーをコントロールするとか、余計なエネルギーを使わなくとも、使うべきところで最大限に発揮する方法を身につけたのではないかな。

今考えてみたら、通訳技術は学校でも学べるけど、そういうプロとしての技術を学ぶ場はいつもいつも現場だった。現場で何度も失敗して、でも何度も挑戦して、時には無様な姿もさらけ出して初めてひとつひとつ身に付けていく。スピーカーの信頼を少しずつ勝ち取っていく。

プロ通訳者としての出だしはそんな感じだった。


こういったことは学校で学べることではないから、やっぱりプロになるには、自分をそのマーケットに放り出す入り口を見つけることが何よりも大事なんだなーと思う今日この頃。

社内通訳として井の中の蛙になると、それはそれで驕りが出たり自分の技術を客観的に見れなくなったりするから、そういう時にうまく学校を利用すればいいのかな。

結論としては、学校は自分でお金を払って行くのが一番費用対効果が高いと思う。それともう一つ。せっかくお金をかけて学校に行くのなら、ちゃんと勉強できる環境を整えてからじゃないと意味がない。余裕がない状態で行ってももったいない。語学や通訳は、学校に「行く」行為だけではうまくなるものではないからね。
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# by nKristin | 2008-01-27 12:19 | 通訳と翻訳

失われた40000マイル

ぎゃ~~ん ショック!!


2回のアメリカ往復やバリ島旅行、LAからパリ、ラスベガス、バンクーバーなど各国旅して7年間でコツコツ貯めた40000マイルが一夜にして消えてたぁ

最後に変動した日から3年間は有効だったはずのマイル・・・

最後に貯めた日から、まだ2年も経っていないのに消えちゃったマイル・・・

私をハワイやアジアのどこかに連れていってくれるはずだったマイル・・・


誰かユナイテッド航空がマイルの規定を変えたって知ってましたー?!?!これ、万人周知の事実?


というのも、今年に入って仕事がすっかりすっかりラクになったからいろんな方面に気が回るようになった。そんな流れで自宅のデスクに溜まりに溜まった書類の山などを崩しつつ片付けていたら、ユナイテッドから送られた一枚のレターに出会った。「マイル規定が変わります。2006年6月以降マイルに変動がない場合は2007年末に全て消失します。」と書かれている!「ん?アメリカから帰国したのいつだっけ? ・・・。 !!!! 2006年3月?!?!うわぁわぁわぁ~」心底びびった私は即ウェブサイトをチェック。おそるおそるアカウントを開いてみたら・・・、「Naki様 マイル残高0」
いやだぁぁぁ!!!!もっと早く教えてよーーー!007.gif

レターに目を通さなかった私が悪いんだけどさ、しょんぼりすぎる

日本の会社だったらプロモーションを兼ねて何度もしつこくお知らせを送ってくるだろうに、レター一枚で40000マイルも取り上げるなんてずるいずるい


・・・。



まいっか、あきらめようっと


教訓: 師走、どんなに忙しくともマイルの確認だけは決して怠ることのないように!
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# by nKristin | 2008-01-25 21:15 | 日々の生活

通訳が減る=食費が浮く

通訳の頻度が激減して気づいたこと。

毎日5~6時間猛烈に喋ってた頃に比べると、食事の量が少なくとも3分の2に減った。

私が勤める会社にはインカムとかパナガイドとかシャレた機材は一切ないので、同時通訳だって逐次通訳だってシャウティング。聞き手は私の声を聞くので、話者と声が重なる場合は話者より通る声で話さないと聞こえなくなってしまう。あんまり長時間続けると、あごの付け根というか耳の下というか、とにかく奥の方に鈍痛を感じることもあったりして。

この仕事、ほんとに体力勝負なのね~。

通訳は単に知的な職業のようなイメージを持つのは大間違い!基礎練習があったり、本番前にアップが必要だったり、喉を傷めたり瞬発力(脳の)が落ちないような体調管理も大事。本番の良し悪しは精神力と集中力次第だし、無理にやりすぎると体力を激しく消耗して機能も低下する。そういう意味ではスポーツ選手と何ら変わりないのかも。かなりフィジカルなお仕事です。いっそ通訳も「脳のスポーツ」に認定しませんか?


体力勝負の仕事だとはわかっていたものの、自分の食が細くなって改めて「へー」と思った。週1~2回の通訳ペースだと、エネルギーをそんなに摂取しなくてもいいみたい。気持ちだけは今までの量を食べれる「つもり」だから、意外に食べれないと気持ちだけ消化不良ではあるんだけどね~
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# by nKristin | 2008-01-18 23:00 | 通訳と翻訳

1ヶ月ぶり

1ヶ月前に元ボスを本国に送り出して以来、私の脳内通訳機能は完全オフ。使う必要がないと、通訳技術は驚くほどにすっかり脳みそのどこかに隠れてしまう機能だってことに改めて気づく今日この頃。

ある日の夕食にボンゴレを作りながら「通訳ってアサリと反対だなぁー。アサリはつつくとすぐ引っ込むけど、通訳の脳みそはつついてないとすぐ引っ込む・・・。」なんて無駄なイマジネーションが暴走する。

この1ヶ月、週に1~2回程度簡単な通訳の機会はあったものの、それほど気合を入れなくても済むものばかり(なんてプロフェッショナル精神に欠けた発言・・・)だった。今朝までは。




今朝商談でアメリカ人の訪問があることは前に聞いていたが、先方の通訳者も同行するとのことだったので、その話は「あそー」と右から左へ素通りして消えていた。ところが、昨日になって「通訳者が同行できなくなりました。御社で手配できませんか?」と。会社に残っている最後の通訳者としては避けられない。「げ。何の商談?!この会社何やってるの?誰来るの?うちとはどんな関係?分野は?!?!」年明けに突然事業所の通訳から本社社長室秘書に異動した私は社長室関連の背景知識ゼロ。急にしゃかしゃか勉強して、久しぶりに脳内の『通訳機能の窓』が開いた。

幸いなことに1日前に予告していただいたので、十分に準備の時間を取れて本当に助かった。通訳者はいきなり何でも訳せる機械ではないですからっ




1ヶ月ぶりのオフィシャルな場面での同時通訳、直前はやはり少し緊張した。でも終わった後の爽快感は懐かしくて、自然と喜びが沸いてきた。話し合いに意味があったとか交渉が難航したとか参加者が感じている時、それを誰よりも敏感に感じるのは通訳者かもしれない。私たちは参加者から出る雰囲気をするどくキャッチしていると思う。

私は、実りのある会話となった時のあの充実感が好き。もちろん毎回そうではなくて、思いっきりマイナスの空気を吸い込まされる時もあるけど、もともと言葉の壁がある人たちのコミュニケーションをつなげるということは、ちょっとだけ不可能の可能に変えたような喜びがある。そんな大げさなものではないけどね。まぁ、『喜び』と言うときれいすぎるかな。要は『自己満足』の世界なんだと思う。「参加者も満足しているからうれしい。自分もうまくパフォーマンスできてうれしい。」そんな小さな『自己満足』が長く続けていける重要な要素なのかもしれない。

今日の通訳後の小さな喜びは、大切な瞬間だったかな。なぜ私はこの仕事を選んだかを思い出した。去年は忙しすぎて、「もうみんな少しくらい英語喋ってくれればいいのにぃ。」とか「そんなもん訳してるヒマなんかねー!」とか、よく心の叫びが出てたからねぇ。ほんと、すんません。そのまま通訳のない毎日に突入して、通訳することのシンプルな喜びをすっかり忘れていた気がする。

初心に返る・・・、このことですね。
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# by nKristin | 2008-01-17 00:08 | 通訳と翻訳

ホットヨガデビュー

ホットヨガ058.gif  今更ですが、ついにデビュー☆★

普通のヨガの方には興味があって、その昔通っていたジムのヨガレッスンを受けたり、妹(ヨガ歴長し)に教えてもらったり、DVD見ながら挑戦したりしてたけど、自分でやってもいまいちね~ だってずるしちゃうんだよね・・・ そう、結局呼吸するストレッチみたいになっちゃう

実は「よし、始めよう!」と思い立ちヨガマットを買って早半年

ヨガウェアなんて、ロサンゼルス在住の頃から持っている・・・(汗)


そんな道具たちも今ここに陽の目を見るー!


すっごくすっごく気持ちよかったー
汗かき続けてけっこうきついんだけど、心身共に浄化されてリラックスする感じ

1日経った今日はインナーマッスルに鈍痛が・・・ 中から鍛えられてるのね

トライアルは全2回だから、来週も行ってきます はまりそう016.gif
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# by nKristin | 2008-01-13 20:20 | ココロと癒し

ボス、めでたく引退

いろんな人に惜しまれ、多方面からの引っ張りダコでいろんな人と最後の時を過ごし、「日本を離れたくない」と悲しみながら、慌しく嵐のように去っていった

とんでもなく手のかかる頑固でわがままな上司だったけど、誰よりも私のことを信頼してくれ、励ましてくれ、いざと言う時は守ってくれ、伸び伸びと成長するための自由さを与えてくれた
そんな上司にありがとう この出会いにありがとう


もうできないな 

・・・と言うかこんな生活、もう一生なくてもいい・・


朝から経営関連の会議通訳2時間 (これだけで頭痛のタネ)
ランチ食べながらの通訳
歯磨きしたら各部署のミーティングの通訳が2~3本
合間にちょこちょこ翻訳
夜はディナーでも通訳・・・


やりがいに溢れていたし、とっても充実していたけど、「ボスが引退するまで」とゴールが見えていたからできただけー もう二度とできーん

そんな日々が過ぎ去り早1週間 時はいつも通り流れ、普段通りの日常の景色、でも私の心と頭からっぽ、身体がっくりぐったり


かけたエネルギーと込めた思いが大きかっただけに、ただボスがいなくなったというだけの日常の景色がなんだか悲しい やりがいとか楽しみとか夢中になれるものとか喜びとか苦しさとか、急に一気に目の前から消え去ったから、なんだか今はうまく感じたり考えたりすることができない しばらく心も頭も空っぽで単に動くだけの物体でもいいや


年末年始はゆっくり休めることだし、何も考えず、たくさんお料理しようかな
おいしいもの食べて、とりあえずあったかく新年を迎えて、、



そしたら、その先に続く道もまた見えてくるかもしれない・・・
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# by nKristin | 2007-12-25 22:30 | 通訳と翻訳

縁に利く鼻

自分できっちり計画した以外の事態で転職するとなると、いまいちはっきり答えが見つからない


いつ現職を辞めよっかとか

次はどういうところに行きたいかとか


ある日はこう思ったり、次の日は逆を思ったり
ぐるぐるぐるぐるしている

どうしよっかなぁ~って


そういう中でもやっぱり「いつ頃を目安に・・・」とか、「次はこうしよう」とか、だ~んだん見えてくる

おもしろいなぁと思ったのは、人って思った以上に自分のひらめきとときめきに頼って進んでいくんだなーってこと

理屈とか、条件とか、説得力もあるけど、最終的にはそれじゃない

仕事との出会いも、人との出会いも、マンションとの出会いも、出会いと呼ばれるものは全て『縁』だと思う その『縁』を感じなかったら、ピンとこないもんなんだなー 人はみんな自分と縁のあるものを嗅ぎ分ける鼻を持っていて、うまく鼻を利かせていれば自然と自分にとっていい道に導かれるような気がする・・・

もちろん時に大きな失敗もあるし、凹むこともあるけど、山あり谷ありは当たり前 前向きな気持ちさえ失わなければ道は開ける、人はよくなる、私はそんな楽観主義者だ

Trust your gut ね
ある人は、Believe your トリハダ とも言った

そんな生き方でいいな そんな生き方がいいな
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# by nKristin | 2007-11-22 21:39 | ココロと癒し

さよなら、ボス

久しぶりにブログを開いてみたら、前回の投稿は8月・・・ あっと言う間に時間は過ぎるんだなぁ


この3ヶ月はこれまでの人生の中で一番仕事した気がする。


仕事と足並みを揃えていたと思ったのに、いつの間にか仕事が増えて、追いつこうとするけど足はもつれ、時々ずるずるとひきずられ・・・

ってこと、正直時々ありました。(たぶん何度も・・・ 最後の方は毎週・・・)


8月に部署では通訳者1人になっちゃった。バイリンガル人口ゼロの160人規模の部署なのにぃ・・

今振り返ると、外国人が社内からいなくなる前の「外資系企業としての終焉期」だったのだ。
というのも、外資系だった会社が日本企業に売却された。

同じ部署のもう一人の通訳さんは早々に転職して新たな出発をし、その後後任になれる即戦力を持った方が見つからずに早数ヶ月・・・ 結果残された私が2人分回転することに。
会社全体で通訳者と翻訳者の数を減らされたから、たぶん仕事は去年に比べると数倍になってたのでは!?

売却の前後、役員周りは今まで放置してきた整理事項にも追われ、また複雑なコミュニケーションも多々交わされた。過去形ではなく、現在も進行中。

でも、こうして元気に(?)生き延びてます☆


そして・・・


先週、この仕事とさよならすることを決めました。その日はたぶんすぐにやってくる。


この数ヶ月、ボスが会社に残ろうか本国に帰ろうかと悩むシーンにずっと付き合ってきた。彼は私の人生よりも長い期間今の会社に奉仕してきて、この業界を愛して止まない人。12年間外国(日本)に住み、家族と遠く離れ、私の想像を絶する責任を背負ってひたすら前に向かって走ってきたんだろう。
本国からの出向だった彼は、日本法人の売却に伴い、日本法人への移籍を強く希望されていた。新しい親会社は彼を欲しくて試行錯誤してたけど、彼はずっと悩んでいた。
そんな52歳が(本人曰く)人生で最大の決断をした。「僕は帰る」

必然的に私のポジションもなくなるんだろうけど、そんなことより彼の決断に私は理由もわからないまま喉の奥が熱くなった。人が何かを選択していく姿ってただ単純にすごく感動する。

この人はなんともジャイアンなボスだったから、本当に苦労させられたけど、たくさんたくさんのことを教えてもらい、一人前の通訳に育てていただいた。


彼が最終決断をこっそり私に話してくれた日の言葉・・・
「Are you okay? You know, you are going to be great wherever you go. I was so lucky to have you. Remember, I'll do as much as I can do to support you because you've always been loyal to me... 」

これにはさすがにうるっときた。

今の会社でたとえこのボスの通訳以外のポジションに移されることになっても行く気はない。この会社は今まで出会った会社で一番好きな会社だったけど、それ以上に私はこれからも通訳者でいたい。通訳者として次のステップへ進んでいきなさいというメッセージなんだと思う。さよならしよう。


また一つ、人生の節目だな。
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# by nKristin | 2007-11-03 19:17 | 通訳と翻訳

今年もサマソニ♪

行ってきます!

SUMMER SONIC 2007

今年はBlack Eyed Peasがマリンステージのラストを飾るので、とっても楽しみ。Sugar Rayも何気に楽しみ。実はこの2つ、時間がぶつかっちゃってるので、ダッシュで移動して、両方よくばる計画ー☆ 今年は仕事じゃないので、青空や夜空の下でいっぱいビールが飲めちゃいます☆☆

今回は土曜日のみ。最近ちょいと仕事が忙しい。毎年どうやらこの時期は会議が多いようで、体と精神がちょっぴりマイっている気がするので、日曜日はのんびり過ごそうかな、と。

でも、今週は高校時代の大親友がサプライズで長崎から会いにきてくれて、いっぱい甘えさせてもらったから、すごーーーく癒され&充電ができました。ありがとう!(涙)

去年もこの時期、ブログをお休みしていたような・・・
マイペースでいきますので、適当にお付き合いくださいませ。
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# by nKristin | 2007-08-10 20:12 | 映画と音楽